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株式会社ユーシン

F.H

濱田 太

MESSAGE

健全な心と体

技術開発部門 製品開発部 開発三課
2000年度入社
工学部 機械システム工学科 卒

Q現在の仕事内容を教えてください。

現在の仕事内容を教えてください。の写真
メカ式ヒーターコントロールの設計を担当しております。
ヒーターコントロールとは、車両用エアコンの操作スイッチのことで、大きくオート式とメカ式に分かれます。例えばフロントガラスに曇りが発生し前方確認ができない場合は、ヒーターコントロールを操作することで曇りが取れるシステムになっています。夜間の走行においては、操作パネルが判別可能となる様に照明できるようになっています。車両における快適性と安全性と確保する為に大変重要な製品ですので、確実に機能を満足し、かつ壊れない製品の設計をするのが私の仕事です。
さらに、いかに安く、小さく、軽く作れるかが腕の見せ所。大変ですが非常にやりがいがあります。

Q学生時代の経験で、いまの仕事に役立っていることを教えてください。

部活とアルバイトを通して、指導を受ける際の心の態度を学びました。
仕事では今まで自分が経験したことが無い事をやることになりますし、間違いがあってはいけません。まずは先輩の指導を受け、そのやり方を覚えることが大切です。教えを受ける者として素直さを忘れずに、先輩の言うことを聞いてちゃんと理解し、やってみる。最初は疑問に思ってもやってみて初めて分かることは多いものです。
素直な姿勢は、教える側も気持ちよくさせてくれますしね。部活、アルバイトでは教わる側からスタートし、最後は教える側になったので、これらの活動を通して両者の気持ちを学ぶことができました。教える側、教わる側の良好な関係を保つ事が、仕事を早く覚える上ではとても大切なことだと思っています。

Q仕事のやりがいはなんですか。

仕事のやりがいはなんですか。の写真
お客様の仕様を満足させる形を自分の頭で考え、それが実際の物となって手元に来た時の感動は、設計者しか経験できないものだと思います。求められる機能を満たすものが製品と呼べるようになるには、強度計算、公差計算、FMEA、試作品での試行実験、過去の問題の水平展開、設計審査等々、膨大な量の技術検証が必要です。
物は正直ですので、この検証でミスがあるとそこが不具合となって跳ね返ってきます。逆に、あきらめずに確実に実施し、自分の狙い通りの機能を満足した「物」が出来た時は、「良い設計ができた」と心から思えるんです。

Q入社後、一番印象的だったできごとはなんですか。

マレーシアへの4年間の出向がとても印象深いです。 私の場合、入社して3年目という比較的早い段階でマレーシアに出向しましたので、多感な若い内に海外勤務を経験でき、人間的に大きく成長出来たと思っています。 マレーシアは旧英国領だったため、現地での仕事は全て「英語」になります。マレーシアの方は基本的に笑顔で人懐っこく、私の若さがとても興味をそそったのか皆さん積極的に話しかけてくれました。お陰で比較的短期間で語学力をupさせることができました。また世界三大宗教の一つであるイスラム経に触れることができたのもとても大きな経験値となりました。

Q仕事において、心がけていることや、決めていることはありますか。

歴史を学ぶことです。歴史いうと少し大げさですが、要は失敗の過去から学ぶことです。
設計者は不具合を発生させない設計をすることが重要ですが、初めのうちは設計検証段階で検証漏れがでてきます。それを補うのに重要なのが過去不具合の対策を折り込むことです。
不具合は、製品仕様に関すること以外にも、組み立てにおけるもの、経年劣化によるもの、ユーザーの思いもよらない使用(意地悪的操作といいます)によるものなど様々あります。
経験が浅い設計者にはとても考えが及ばないものばかりですが、失敗の歴史を学ぶことでフォロー出来るものもあるんです。良品を量産する為にはこれらの対策が網羅された製品設計が必要なので、「明日は我が身」という言葉を常に噛みしめながら、日々設計活動を行っています。

Q休日・長期休暇の過ごし方を教えてください。

休日・長期休暇の過ごし方を教えてください。の写真
基本土日が休日です。二日間休みがありますので、突然の思い付きによる一泊旅行が楽しかったりします(発起人はほぼ私、ちょいちょい妻)。
海外在住の友人がたまたま帰国していて、突然金曜夜に電話で「明日香川に集合!」と告げられた時の旅行は子供達も大喜びでした。
家族で過ごす休日が今の私にとっては一番ですが、入社時に先輩にすすめられたゴルフも(腕前は置いておいて)、大きな楽しみの1つです。社内のゴルフ好きが集まっては定期的にコンペを開催し、腕を競い合っています。
他には、これもまた下手の何とかですが、最近ドラムの練習も始めました。子供達に邪魔されたりしてなかなか上達しませんが、ご近所の旦那様達と親父バンドを結成し、今冬には地元のお祭りでお披露目か?!と期待に胸膨らませて第二の青春を満喫しています。